受講料金 154,000円
所要時間 各回5時間〜6時間程度
開催日時 7月の部→17日、24日、31日
受付人数 4名※定員になり次第受付を終了します
お持ち帰り内容 各回ガラス数枚、カメラ1台、ホルダー1つ
持ち物 汚れてもいい服装もしくはエプロン タオル
※カメラ以外の道具や薬品などは、全てこちらで用意します
教室型コース
教室型コースでは、月3回、湿板写真のトレーニングを実施します。ガラスを磨くところから、仕上げのニスがけまでの全作業工程をご自身でできることを目指します。7月の部は17日、24日、31日を予定しています。定員は各回4名。受付は定員になり次第終了します。受講後は、あかつき写房のラボスペースをレンタルしていただけるようになります(平日限定)。
受講内容
第一週目 ガラス磨き、コロジオン 塗布、撮影、ニスがけ
第二週目 硝酸銀浴、現像、一週目の反復練習、技術の定着
第三週目 技術の定着、被写体を持参して作品作り
受講後に、あかつき写房のラボスペースを使って、湿板写真を作れるようになることを目指します。通っていただくことで、ご自宅で湿板写真を撮影することも夢ではありません。ぜひ、私たちといっしょに湿板写真ライフを始めましょう。
Shippan Laboへようこそ
1851年にイギリスで発明された写真、湿板写真。シッパンシャシンと読みます。ガラスに像を残すこの美しい写真に魅せられて、あかつき写房では2018年より湿板写真を扱うプロジェクトを開始しました。
それ以来、記念写真撮影やワークショップ、作品制作など、様々な経験を積ませてもらっています。活動を始めた当初からぼんやり考えていたのは「湿板写真を後世にも届けたい」ということでした。それを叶えるために、より多くの人に作ってもらう機会を提供できるようにと設立したのがShippan Labo です。
Shippan Labo では、湿板写真の研究、ワークショップ及びトレーニングを行っていきます。私たちといっしょに、湿板写真を作り、未来に届けましょう。
そもそも湿板写真って?
坂本龍馬の写真が最も有名です。幕末に日本に輸入され、全国に広がりました。湿板写真の特徴に、撮影直前に暗室の中で感光板を作ること、撮影時に数秒間静止すること、撮影した写真はガラス板に直接像が残ること、などがあります。また、画質は高精細で、現代のデジタルカメラと同等もしくはそれ以上の解像度を持っています。
仕上がった写真には、なんともいえない趣と、現代の写真には無い重さや質量を感じることができます。また、複写することができないので、撮影したガラスの写真は唯一無二の一枚になります。
湿板写真についてもっと詳しく→湿板写真について
湿板写真の道具である専用カメラは博物館にあるだけで、使えるものは殆ど残っていません。あっても、かなりのメンテナンスが必要です。また、湿板写真よりも後の時代、乾板やフィルム時代の中古カメラを改造して使うこともできますが、それなりの知識とコストを要します。私たちが湿板写真を始めた時にも、この問題に直面しました。
これを解決するために、私たちは道具の開発を行っています。Shippan Labo で使用するカメラとホルダーは、全てオリジナルです。とてもシンプルなデザインですので、初心者の方でも扱い易い設計になっています。
湿板写真の道具
カメラの開発プロジェクトの詳細はこちら→ Shippan Redesign Project
1日体験コース
体験料金 88,000円
所要時間 5時間〜6時間程度
定員 4名
お持ち帰り内容 ガラス2枚、カメラ1台、ホルダー1つ
持ち物 汚れてもいい服装もしくはエプロン
※カメラ以外の道具や薬品などは、全てこちらでご用意します
1日体験コースでは、湿板写真の全ての工程を技師といっしょに行います。技師がサポートしますので、安心してご参加ください(高校生以上)。湿板写真二枚とカメラ、ホルダーをお持ち帰りいただきます。デジタルとは一味違った写真が撮ってみたいという方や、京都旅行の記念にいかがでしょうか。複数名でのご参加も歓迎します。前もってご予約をお願いいたします。
体験内容
湿板写真の作業工程の一部、または全部の工程。
ガラス磨き、コロジオン 塗布、
※こちらのコースは、技術の習得を目的としていません。習得を目指したい方は、教室型コースを選択ください。
カメラを持ち帰るワークショップ
Shippan Laboのワークショップでは、カメラ、ホルダー、フレームをお持ち帰りいただきます。道具として使わない時は、写真と一緒にインテリアとして保管してください。そして、新しい一枚が欲しくなった時には、また道具としてお使いください。
このカメラはShippan Redesignというプロジェクトから誕生しました。このプロジェクトのテーマは、現代の湿板写真を作り未来に継承すること。
カメラをわざわざ保管してもらうのは、この先、湿板写真が途絶えてしまいそうになった時や、道具の調達に困った時に使うためでもあります。道具が手に入らず、湿板写真を諦めてしまうことがないように。一台と一枚を保管していただくことで、プロジェクトにご参加いただけましたら幸いです。まずは、いっしょに唯一無二の一枚を作りましょう。
カメラの購入はこちら→Shippan Shop